クラミジア肺炎って?

クラミジア・トラコマティスによるクラミジア肺炎


クラミジア肺炎とは、クラミジアと呼ばれる病原体が原因となり起こる肺炎のことをいいます。肺や気管支等にクラミジアが感染することで発症します。このクラミジア肺炎には原因となる病原体が2つ存在し、病原体によって感染経路や症状などが異なります。まず一つ目の病原体は「クラミジア・トラコマティス」です。クラミジア・トラコマティスは性感染症の原因となる病原体で、性器クラミジアや咽喉クラミジアなどの性感染症を引き起こします。クラミジア・トラコマティスが原因でクラミジア肺炎が発症するのは、性器クラミジア感染症である母親から産まれてくる新生児です。新生児が産まれてくる産道がクラミジア感染していることで低い確率ではありますが、クラミジア肺炎が発症してしまうのです。

クラミジア・トラコマティスによるクラミジア肺炎は新生児にしかみられず、症状としては主に呼吸障害が生じます。喘鳴や痰、喀血などの呼吸障害が発生し、合併症として結膜炎になってしまうという恐れもあります。抗菌薬を投与する治すことが出来ますが、新生児が低体重の場合、症状が重くなる可能性もあります。クラミジア・トラコマティスによるクラミジア肺炎を予防するためには性器クラミジアに感染しないことが必要です。また、性器クラミジアが発症している場合は、早めに治療をして妊娠時に影響がないようにすることが大切です。

クラミジア・ニューモニエによるクラミジア肺炎


二つ目の病原体は「クラミジア・ニューモニエ」です。クラミジア・ニューモニエはクラミジア・トラコマティスとは違い、咳やくしゃみなどで飛沫感染で発症する肺炎となります。子供~大人まで発症してしまう病気で、主な症状としては咳や鼻水、のどの痛み、鼻づまりなどがあります。熱はあまり上がらず症状も軽度な場合が多い傾向にありますが、高齢者や呼吸器官に障害がある方は症状が重度化してしまう場合があります。こちらも病原菌に有効な抗菌薬を投与することにより治療することが出来ます。クラミジア・ニューモニエの予防としては手洗い・うがいを徹底して行い、バスや電車などの人が多い所ではマスクを着用し病原体が体に侵入しないように心がけることが大切です。クラミジア・ニューモニエによるクラミジア肺炎は何度でも感染し発症してしまう特徴もあるので注意しましょう。